「メイク・ア・スタンド」
できない理由なんて探さなかったわ。
そう力強く語ってくれたビビアンちゃんは、現在13歳。
キッカケは一枚の写真。そして、レモネードを販売したのは、
その経験が唯一やったことがあったものだったから。
ただそれだけのことで一歩を踏み出したという。
親の立場からしてみれば、手放しで応援できない理由をいくつも思い浮かべてしまうのではないでしょうか?
例えば、失敗後のケアをどうしたらいいのだろう?
投資に見合ったものが回収できるのだろうか?
相手にさえしてもらえなかったら?
果たしてこれは、誰の問題なんだろう。
彼女の講演の中で、彼女の口から、そんな心配をしている様子は全く感じられなかった。
だって、
これは彼女の考える問題ではないから。
彼女が描いていたストーリーには、「失敗へ続く道」なんて用意していない。
用意する必要のない道。
物事を始めようとするときに、リスク管理は必要だけれど、
失敗を前提としたスタートなんて、始めようとしないでしょ?
参加されていた登壇者の方も失礼を承知で、と前置きしたうえで、
ビビアンちゃんの語っていることも、やってきたことも、
「いたって当たり前のことを当たり前に動いてきた」
というように、
やれることに、ブレーキを踏むのではなく、アクセルを踏める理由を探した結果の行動なのかもしれない。
彼女の言葉の中で印象的だったのは、
「同情は、悲しみや無力感と繋がること。
だけど、共感は痛みを共に感じるからこそ、そこから感じることのできる希望やパワーが人を動かしてくれる。
思いやりだって、行動が伴っていなくちゃ意味がない。」
年数を重ね、世の中のことをわかっている風な年配者よりも、
真実や本質を見抜こうとする目を持ち、信念を貫ける強さを持つ若輩者から、
学ばせてもらえることは、
邪念を振り払うことなのかもしれないって思った。
大人たちが抱えている柵など、子ども達はものともせず、まっすぐに生きることができる。
いつから、大人たちは信念を貫くことのできない、不都合なものを創り出してしまったんだろう。
大人たちのルールに、巻き込む必要のない子ども達の自由な感性は、
これからの人間にしかできない仕事をしていく未来にとって、大事な大事な才能に繋がっていくんだと思う。
さて、子ども達の才能を私たちはどうサポートしていきましょうね^^